バレエ音楽リスト

大人向けのバレエストーリーで、全幕通してとても見応えのある作品です。バレエを観たことのない人にとっては、バレエの常識をいい意味で裏切ってくれる作品でしょう。バレエの古典的なロマンティックさが十分に表現されつつも、演劇的な要素も強く表現されているドラマティックなバレエ作品です。

三大バレエ作品の一つが「白鳥の湖」です。チャイコフスキー作曲の素晴らしいバレエ音楽と共にドラマチックなストーリーが繰り広げられるバレエ作品です。一般的にイメージされているのは、第二幕のコールドバレエや「4羽の白鳥」ですが、例えば第一幕一場の「乾杯の踊り」や第二幕宮殿のシーンでは、白鳥のロマンティックなシーンでは見られない華やかで明るい踊りです。また白鳥と黒鳥という正反対の二役を主演のバレリーナが演じ切る場面も見どころです。

「眠れる森の美女」は有名なバリエーションが多い作品です。それぞれのバリエーションを踊ったことがあっても、作品全体のストーリーとバリエーションの意味を理解して踊っている人は少ないかもしれません。ディズニーでも大人気、小さなお子様から大人まで楽しめる作品です。童話キャラクターの赤ずきんやシンデレラ、青い鳥などが結婚式に集まって踊る第3幕のシーンはとても楽しく初めてバレエデビューするお子様にもぴったりなバレエ作品です。

クリスマスの夜に不思議な世界が繰り広げられる、特に子どもには大人気な作品です。第一幕は、ほぼ子どもキャストのみで進行できることもあり、発表会でもよく選ばれる演目となっています。子どもたちの可愛らしい演技とクララ(主人公)の夢の世界をバレエで表現した可愛らしい作品です。音楽はチャイコフスキー作曲。有名な「行進曲」や「足笛(フランスの踊り)」だけではなく、他にもたくさんの名曲が散りばめられていますので、是非全幕通して観劇してくださいね。

初めてバレエを観る人にもおすすめな作品です。スペインを舞台に衣装が華やかで音楽・ストーリが明るく、バレエの回転・ジャンプなど見事なテクニックを魅せる場面が満載です。ロマンティックで優雅なバレエをイメージしている人には目新しいかもしれません。強く激しくダイナミックな踊りが観たい人はこの作品を選ぶといいでしょう。

海賊」の音楽はアドルフ・アダンというフランスの作曲家です。バレエでは「ジゼル」の作曲家としても有名です。日本でも有名なクリスマスの「O Holy Night」の作曲家でもあります。後に、チェーザレ・プーニ、レオ・ドリーブ、リッカルド・ドリゴ、レオン・ミンクスらによる楽曲が追加され、近年における舞台では1899年にマリウス・プティパにより振り付けられた改訂版をベースとしています。パリオペラ座で1856年に初めて上演されました。
舞台セットに大きな船が登場したり、競りにかけられている女性と奴隷商人の踊りがあったり、海賊たちが宝を盗んでいく演出など特徴的なシーンが多い一方で、バリエーションやパ・ド・ドゥなどは有名な踊りが多い作品です。

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